介護の仕事にも正社員、派遣、アルバイトと言った雇用形態があり、雇用形態により給料も違えば仕事も大きく異なってくる。特に一番待遇面で優遇されるのが正社員で、介護施設で正社員になれれば年に数回ボーナスが貰える所も多い。また、介護業界では夜勤の専属の仕事などは、正社員の他に派遣を雇い、シフトを組んでいる事業所もある。全て正社員では賄えない部分を派遣社員に任せて、コスト削減を行っているのだ。コスト削減のために派遣社員を雇うわけなので、正社員に比べれば待遇は少し劣ってきてしまう。正社員は給料の数カ月分のボーナスが年に支給されているが、派遣社員の場合はボーナス自体が無かったり、あったとしても数万円だったりする。
ただ、ボーナスや福利厚生面で正社員に敵わない部分もあるのだが、毎月の給料自体は正社員並にもらえたりするのだ。夜勤専属でやっている介護士の場合、勤務日数によっては正社員を超えることも十分あるので、介護の仕事で沢山稼ぎたい方や、ずっと同じ事業所で働く予定ではない方は派遣として働くのも一つの方法だ。ちなみに、努力次第では派遣社員や契約社員から無期労働契約へ転換してもらえたり、正社員への道も事業所によっては開かれているので、就活の結果、正社員になれなかった方はアルバイトではなく派遣で働くと良いだろう。
そして、アルバイトの給料は正社員や派遣よりずっと少ないのだが、採用されやすく気軽に働けるという利点がある。正社員や派遣など、仕事も責任の重い仕事を任されがちだが、アルバイトは簡単な仕事が多いので、お小遣い稼ぎや介護の仕事を少しやってみたい程度の動機ならアルバイトも視野に入れておくべきだ。